根管治療後の歯は弱くなる?〜歯を長く守るために当院が大切にしていること〜
2026年02月28日
皆様こんにちは。
アイボリー歯科クリニックの孫です。
診療の中でよくいただくご質問があります。
「神経を取った歯は弱くなりますか?」
結論からお伝えすると、神経を取ったこと自体が歯を弱くするわけではありません。
■ 根管治療は歯を残すための治療です
「神経を取る=歯がすぐダメになる」と思われがちですが、実際にはそうではありません。
海外の長期研究では、適切に根管治療が行われた歯の
**10年生存率は約97%**と報告されています¹。
つまり根管治療は、歯を長く残すための重要な治療です。
■ 割れる原因は「神経」ではありません
根管治療が必要になる歯は、
大きなむし歯
繰り返し治療された歯
など、すでに歯の量が減っていることが多くあります。
歯質が失われるほど歯の強度が低下することも報告されています²。
■ 当院が被せ物を重視する理由
当院では、治療後の「その先」を大切にしています。
被せ物(クラウン)は見た目のためではなく、
噛む力を分散する
歯を守る
将来的な破折リスクを下げる
ことを目的としています。
クラウンで修復した歯の方が、長期的な生存率が高いという報告もあります³⁴。
■ 10年・20年先を見据えた治療へ
当院では、その場だけの治療ではなく、
長期的に歯を守ることを大切にしています。
治療方法についてはメリット・デメリットを丁寧にご説明し、
患者様に納得して選択していただくことを心がけています。
花粉症の季節となり、体調管理が難しい時期でもあります。
皆様どうぞご無理なさらず、お身体を大切にお過ごしください。
お口のことで気になることがございましたら、
いつでもお気軽にご相談ください。
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参考文献
¹ Lazarski MP et al. J Endod. 2023
² Reeh ES et al. J Dent Res. 1989
³ Aquilino SA, Caplan DJ. J Prosthet Dent. 2002
⁴ Dammaschke T et al. J Dent. 2019






